エンバカデロ・テクノロジーズは最近、同社がスポンサーを務めるオープンソースプロジェクトのいくつかにフォーカスを当てた「Embarcadero Open-Source Project Stream」というタイトルの新しいビデオシリーズをYouTubeチャンネルで開始しました。毎週特定のプロジェクトにフォーカスを当て、エンバカデロのパネリスト達が参加。今回のビデオでは、2つのPython GUIツールキットTkinterとDelphiFMXをを比較します。どちらも Windows UIツールキット として効果的に機能するだけでなく、Android、macOS、さらにはLinuxなどの他のプラットフォームでも機能します。

TkinterとDelphiFMX for Python GUIの違い

DelphiとPythonは2つの強力なプログラミング言語であり、どちらにも長所と短所があります。Delphiを長年使用している場合でも、Pythonを使用している場合でも、両方を自由に組み合わせてより強力なコーディング環境を構築できるため、必ずしも1つの言語に固執する必要があるとは限りません。例えば、TkinterはPythonのデファクトスタンダードGUIであり、現在7つの異なるテーマスタイル、18のウィジェット、3つのレイアウトオプション、およびオンラインビジュアルデザイナーをサポートしています。

一方、DelphiFMXは、Python4Delphiライブラリを利用しています。これにより、開発者はDelphiのFireMonkeyフレームワークの強力で成熟したGUIフレームワークを使用して、Pythonコーディング環境で使用できるようになります。どちらもHigh-DPIとスタイルをサポートしており、非同期/マルチスレッドアプリケーションもサポートしています。Tkinterも多くのプラットフォームで動作しますが、 DelphiFMXは、Android向けの配置を簡素化したと言えます。それに加えて、DelphiのGUIデザイナーは、Tkinterで利用可能なデザイナーよりもはるかに優れた柔軟性と制御を提供します。

ビデオではさらに、 PythonFMXBuilder (PythonスクリプトをAndroidアプリケーションにバンドル可能にするツール)、 Delphi4Python (D4P) Exporter (DelphiをPython用にエクスポートするためのIDEプラグイン)、 DelphiVCL4Python (Python用の軽量ネイティブWindowsフレームワーク)といったPython4Delphiとともに利用できる追加のプロジェクトについても採り上げています。このビデオでは、DelphiFMXがPythonでどのように機能するかを示すさまざまなデモも紹介しています。

DelphiFMX GUIツールキットの詳細については、以下のビデオをご覧ください。


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