新しいプログラムコードを記述してテストする以外に、プログラマが担うべき役割のひとつに、既存のアプリケーションコードのエラーを特定して修正したり、必要に応じて書き直しを行うことが挙げられます。 Welcome to Delphi ビデオシリーズでは、 Alister Christieがこれ以外のシナリオも紹介しています。ここでは、顧客からのリクエストに応じて、既存の「バックアップ」ユーティリティ アプリケーションのGUIをアップデートし、応答性を高めようとする例を採り上げます。そして、VCLと Windows UIツールキット を活用することで、このタスクを僅か数分で完了させてみせます。

バックグラウンド スレッドを使用して応答しない GUI を更新する

このビデオでは、Alister が既存のバックアップ ユーティリティ アプリに取り組んでいます。アプリは完全に機能していますが、応答性を高め、高速かつスムーズに実行するために、いくつかの変更が必要です。このデモのバックアップ ユーティリティ アプリは、古いファイル、バックアップ ゲーム ファイル、バックアップ リポジトリ、およびデータ サンプルを削除するように設計されています。ただし、アプリケーションは応答が速くなく、実行時にフリーズします。この問題を解決するには、バックグラウンド スレッドを使用して実行する必要があります。

プログラミングでは、フォアグラウンド スレッドが引き続き実行されている間、バックグラウンド スレッドはバックグラウンドで実行されるスレッドです。Alister はこのプロセスを実演し、すぐに GUI を修正します。次に、最新の言語機能（インライン変数と型推論）と Delphi ランタイム ライブラリ（System.IOUtils）の拡張機能を利用して、コードをクリーンアップします。さらに、いくつかのコードを並行して実行することで (System.Threading で TTask を使用して)、アプリがさらに高速に実行されるように、いくつかの微調整も行いました。

詳細については、以下の簡単なデモを見て、GUI の問題をわずか数分で修正する方法をご確認ください。

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