VCL(Visual Component Library)が、 Windowsアプリケーション開発に最適なライブラリであることは言うまでもありません。 FireMonkeyフレームワーク は、特にクロスプラットフォームアプリを設計、構築する場合に、開発者に幅広いオプションを提供しますが、VCLはすでに確立されている成熟したフレームワークであり、ビジュアルコンポーネントの膨大なライブラリと豊富なサードパーティコンポーネント群が提供されています。それに加えて、VCLでは頻繁に新しいコンポーネント、機能、バグ修正が提供されています。このビデオでは、新しく追加されたコンポーネントのいくつか、特にCustomTitleBarプロパティとTTitleBarPanelコントロールについて詳しく説明します。
VCLアプリでカスタムタイトルバーを作るには
最近開催された DelphiConで、 Raize SoftwareのRay Konopkaが、VCLのTFormクラスに新たに追加されCustomTitleBarプロパティと、新しいTTitleBarPanelコントロールについて解説しています。このプロパティを使用すれば、Windowsエクスプローラー、Google Chrome、その他のアプリケーションと同じように、VCLフォームのネイティブタイトルバーをカスタマイズできます。このビデオでRayは、ワードプロセッサ、ChromeのようなWebブラウザ、SourceTreeのようなGIT GUIクライアントに似たスタイルを模倣するVCLタイトルバーをカスタマイズする3つのサンプルを紹介しています。
ビデオでは、CustomTitleBarプロパティで実行可能なことを紹介します。VCLコントロールをタイトルバーに配置する機能、ウィンドウアイコンとキャプションを表示および非表示にする機能、タイトルバーにカスタムペイントする機能、標準のシステムボタンの横に独自のボタンを追加する機能などですが、これだけに限定されません。
TTitleBarPanelでできること
このセッションでは、TTitleBarPanelコンポーネントを効果的に使用して、アプリケーションのメインフォームを大幅に強化する方法についても説明します。タイトルバーにペイントして何かを描画することで、タイトルバーのレンダリング方法を完全にカスタマイズできます。これを行うには、フォームにTTitleBarPanelを配置し、CustomTitleBar.Controlプロパティを設定する必要があります。
このコンポーネントの柔軟性を示すために、Rayは、有名なタイトルバーのデザインのいくつかを模倣するための3つのデザイン上の課題を考え出しました。ここでは、ワードプロセッサのスタイルを模倣した Phrase 、Google Chrome Webブラウザを模倣した Bronze 、そして人気のあるGit GUIクライアントであるSourceTreeのように見えるように設計された CodeTree を紹介します。VCLのカスタムタイトルバーの詳細については、以下のビデオをご覧ください。
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